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セミナー実施で生成AI活用率が25%→55%に。“全社AI活用の底上げ”とその舞台裏

──株式会社クラス × Solvio 活用事例

家具や家電などの耐久消費財を手頃な月額で利用し、借りる・返せる・買うを自由に選択できる「CLAS(クラス)」を個人・法人向けに展開する株式会社クラス。同社では生成AIの全社活用を推進する中で、「AIを誰もが使いこなせる状態」を目指し、社内セミナーを実施しました。

今回は、プロジェクトを主導した事業支援本部 GM / VPoEの鈴木様に、社内でのAIリテラシーの格差やセキュリティ課題を乗り越え、社員の活用意識とスキルを飛躍的に高めた本取り組みの全貌を伺いました。

生成AIの活用格差とセキュリティ課題──社内に広がる“使い方の温度差”

──セミナー実施の背景について教えてください。

鈴木さん:

「クラスでは以前から、生成AIの全社的な活用を推進していました。しかし実際には、うまく使いこなしている社員もいれば、『どこから始めればいいのか分からない』という社員もおり、AI活用の度合いに大きな差がありました。

また、活用できている人の中でも、業務への活かし方に迷っていたり、情報漏洩リスクのあるサービスを無自覚に使ってしまうなど、セキュリティ面でも課題がありました。そうした状況を受けて、社内全体のAIリテラシーを底上げすることを目的に、Solvioにセミナーを依頼しました。」

「まずは業務で使ってみる」状態をゴールに。実務に即したセミナーを設計

──Solvioに依頼した内容と、プロジェクトの進め方について教えてください。

鈴木さん:

「目的は、全社員がAIの基礎を理解し、自分の業務にどう活用できるかを考え、実際に手を動かせるようになること。そのため、単なる座学ではなく、実務に即したハンズオン形式でのセミナーをお願いしました。

プロジェクトの初期段階では、私たちの目的や現場の状況を丁寧にヒアリングいただきながら、内容のすり合わせを進めていきました。こちらの意図を的確にくみ取ったうえで、具体的な提案をスピーディに返していただけたことで、テンポ良く打ち合わせが進み、準備期間も非常にスムーズでした。Notionでの資料共有やフィードバックへの即時対応など、エンジニア同士ならではのやり取りのしやすさも印象的でしたね。

また、途中で弊社の推奨ツールがChatGPTからGoogle Workspace(Gemini)に変わった際にも、柔軟に内容を切り替えて対応していただき、非常に助かりました。変化の多い領域だからこそ、こうしたスピード感と柔軟性は大きな安心材料でした。」

業務活用からリスク対策まで──生成AI活用の“正しい向き合い方”を伝える

──セミナー内容の設計で、特にこだわった点はありますか?

鈴木さん:

「AI活用に課題を感じていた社員の多くは、AIに過度な期待を抱きすぎる傾向があり、人間が作成したアウトプットと比較して「使えない」と判断してしまうケースが見受けられました。そこで、セミナーではAIの得意なことだけでなく、苦手なことや限界についても明確に伝えていただくようお願いしました。

特に“ハルシネーション”のリスクについてを重視しました。AIに慣れてくるほど、出力結果をそのまま信じてしまうリスクが高まるため、正式なアウトプットとして使用する際には「人による最終確認」や「出典の確認」が不可欠であることを、注意喚起を含めてしっかり説明していただきました。合わせて、情報漏洩のセキュリティリスクについても、具体的な対策とともに丁寧に解説していただき、安心して業務に活用できる土台づくりを意識しました。

さらに、一般的な内容では自分事化しづらいため、できるだけクラスの業務に即したユースケースやハンズオン内容にしていただくことで、日常業務へのスムーズな応用を促す設計としました。」

セミナー後、AI活用率が25%→55%に。利用頻度は30倍に増加

──セミナー実施後の変化について教えてください。

鈴木さん:

「セミナー前は、社員の生成AI利用率は約25%でしたが、実施後は55%まで上昇しました。利用頻度もセミナー前の4倍、1カ月後には30倍にまで増加。毎日AIを使う社員も出てきており、想定を大きく上回る成果でした。

セミナーをきっかけに、個人レベルの活用から、チーム・事業単位での活用へと広がり、社内全体のAI活用に対する意識が大きく変わったと感じています。」

社員の反応:「AIは秘書」「片腕」「相棒」──チームの一員としての認識が浸透

──セミナー実施後の社内の反応はいかがでしたか?

鈴木さん:

「セミナー冒頭のアイスブレイクでは、Solvioのご担当者が親しみやすく自己紹介をしてくださり、会場の雰囲気が一気に和らぎました。講師と参加者の距離がぐっと縮まったことで、自然と一体感が生まれたように思います。

その後のハンズオン形式のワークでは、実際に手を動かしながらAIツールに触れることができ、参加者の理解度も高まりました。アンケートでも『自分の業務にすぐに活かせそう』『使い方が具体的にイメージできた』といった声が多く、非常に前向きな反応が寄せられました。

特に印象的だったのは、社員がAIを“チームの一員”として捉えるようになってきたことです。『秘書』『相棒』『片腕』といった表現でAIを語る社員が増えていて、単なるツールではなく、日々の業務を支える存在として受け入れられ始めているのを感じます。

セミナー後には、実際に社内でAIを活用する動きも活発になってきました。例えば、議事録作成や資料作成の効率化、業務プロセスの見直しなど、各チームでの具体的な活用事例が次々と生まれてきています。『使ってみたら想像以上に便利だった』『これまで手間だった作業が一気に楽になった』という声もあり、AIが社内に浸透し始めている実感があります。」

営業・企画・管理…あらゆる業務に浸透するAI活用のユースケース

──実際にどのような業務で活用されていますか?

鈴木さん:

「法人営業の現場では、商談や会議の議事録をAIで自動生成し、ナレッジとして蓄積・分析することで、潜在的な顧客課題の発見や提案の質向上につなげています。

また、セミナーで紹介された複数のユースケースが各部署で実践されるようになり、営業、企画、管理といった幅広い業務領域で、AIを活用した業務効率化や意思決定の支援が日常的に行われるようになってきました。

たとえば、情報整理・文書作成・データ分析・レビュー補助・アイデア出しなど、業務のさまざまなフェーズでAIを“考えるパートナー”として活用する動きが定着してきており、社員一人ひとりが自分なりの使い方を見つけているのが印象的です。」

業務プロセスや意思決定の質も向上。「AIに整理させてから考える」が新しい習慣に

──セミナーを通じて、業務の進め方や意思決定のプロセスに何か変化はありましたか?

鈴木さん:

「はい。たとえば、課題解決の議論をする際、まずAIに内容を整理させて論点を明確にすることで、意思決定のスピードと質が格段に向上しました。

また、戦略や施策を考える際には、AIを壁打ち相手にすることで、自分に欠けていた視点を気づかせてくれる。こうしたAI活用が、日常的に浸透しています。」

プロジェクト成功の鍵は「現場の実情を共有すること」

──今回のプロジェクトが成功した要因は何だったと感じていますか?

鈴木さん:

「社内の課題や現場の実情を率直にすべて共有し、それを踏まえてSolvioとゴールイメージを明確にすり合わせたことが大きかったと思います。

最初に作ったアジェンダと、最終的なセミナー内容はかなり違っていて、議論を重ねる中で“本当に必要なこと”に絞り込んでいけたのが良かったです。汎用的な内容ではなく、“今、業務で実際に使えるもの”にフォーカスしたことで、参加者の納得感と実行力に繋がったと感じています。」

Solvioは「知見を出し切ってくれる」パートナー。安心して任せられる存在

──Solvioへの評価をお聞かせください。

鈴木さん:

「Solvioさんは、社内で進めている技術検証や他社事例なども惜しげもなく共有してくださり、非常に参考になりました。ネットに書いてあるような自分たちでは利用可否の判断がつかないような内容も、実際に検証した結果を踏まえて『これは実用レベル』『これはまだ早い』と丁寧に教えてくれたのがありがたかったです。

“持っている知見をすべて出し切る”という姿勢が印象的で、AIの進化に対しても常にキャッチアップされていると感じました。安心して頼れる存在です。」

今後の展望:AIを業務プロセスに組み込む「スケーラブルな業務設計」へ

「今後は、AIツールを単に“導入する”のではなく、業務プロセスそのものにAIを組み込み、AIの進化に合わせて業務自体がスケールしていく仕組みを構築していきたいと考えています。

たとえば、NotebookLMに業務マニュアルを取り込み、FAQチャットボットを構築する取り組みも進めていますが、精度を上げるには“AIが読みやすい資料”を整備する必要があります。今後は、生成AIが読み込みやすい構造化データでの資料整備など、AIを前提とした業務設計も視野に入れています。」

「どこから始めればいいか分からない」企業こそ、外部の力を借りるべき

──最後に、同様の課題を抱える企業へのメッセージをお願いします。

鈴木さん:

「生成AIを業務に活かしたいけれど、『どこから始めればいいか分からない』『全社展開のハードルが高い』と感じている企業には、プロによる導入支援セミナーを強くおすすめします。

私自身、エンジニアとしてAIを使いこなすことはできても、それを組織に広げることは想定以上に難しさを感じていました。でも、Solvioにお願いしたセミナーをきっかけに、社内のAI活用が一気に加速しました。

この経験から、外部の力を借りることがAI活用を着実に進める一番の近道だと実感しています。」

Solvioは今後も、生成AIを単なるツールとしてではなく、「業務の中でどう活かすか」を一緒に考える共創パートナーとして、企業の変革を支援していきます。

株式会社クラスのサービスについて、詳しくはこちらをご覧ください。

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